• 和具を見守り続ける示現山 観音堂

    私が観音堂の管理を引き受けてからずっと気にしていた大般若経の経典の修理。1月18日に十一面観音菩薩のの縁日の時に、大般若経の転読がありますが、いつもその時経典が痛んでいるのを見て心を痛めていました。

    経典は600巻もあり私一人では修復作業にどれだけ時間がかかるのかを考えるとずっと悩みの種でした。しかし残念ながら専門家に修復依頼で切る経済的な余裕は和具観音堂にはありません。江戸時代の享保の頃に和具の先祖さんたちが皆さんで購入した大切な経典でありますので、後世に残すためにもどうしても補修したいと思っていました。

    和具観音堂に集まってくれているボランティアの女性の方々に話をしたら、みんなで手分けして修復にチャレンジしてみようということになり、ようやく今年の春から修復作業に入ろうと決心しました。私がお堂の管理を引き受けてからすでに5年経ってのことでした。

    さて経典の入っている経典棚から修理が必要な本を探し出しました。経典が表紙がはずれているもの、破れているもの、虫食いのもの、様々なダメージを負った経典が約半数(300冊以上)近くありました。それを一冊ずつ糊付けしたり和紙を貼ったりして丁寧に修復作業を行います。もちろんみんな素人ですし、一回に沢山出来るはずもありません。それでも一回あたり数時間の修復作業を何日もつづけていきました。それで数か月かかって何とか修復も完了しました。

    そうして修復完了したお経を2026年6月13日に経典棚にすべて整理して収めることができました。

    協力してくださった方々に心より感謝申し上げます。

    経棚の中に木箱があって、その中に15冊の大般若経が収納されています。

    ボンドで張り付けて直してあったものもありました。しかしボンド貼りのものは白くなってしまい、ほぼはがれて暇いました。はがれ以外に破れ、虫食いなども多くみられました。

    白くなったボンドを丁寧に剥ぎ取り、両面テープを使ったり、障子用のノリで貼り付けたりしています。

    細かい仕事です。修復に参加してくれた方々は丁寧に直してくれていました。

    経典棚に木箱40箱!!すべて整理して収めることができました。お手伝いして修復していただいた方には本当に感謝しかありません。


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